Silvie Guillem

東京バレエ団で踊っている先輩のまとちゃんにチケットを手配してもらい、シルビー・ギエム「最後のボレロ」を観にいってきました。

メンバーは、ダンス仲間のゆき、礼二郎師匠、私で。

ベジャールの「ギリシャの踊り」もすばらしかったし、なんといってもキリアンの「小さな死」はギエムのすばらしさが200％くらい出ていてもうヤバイって感じでした。

正直、「ドン・ジョバンニ」はダンサーのコクがいまひとつというか、もちろんレベルは高いんだけど、作品自体がちょっと…な部分はありましたが…。これもベジャールですが、礼二郎さん曰く「ベジャールは大人数の作品だとマス・ゲームみたいになるからね」だそうです。

そして最後の「ボレロ」。ラヴェルのボレロって長〜い曲だと思っていたけれど、それがあっという間に感じるほど、すごかった。赤い円形の台の上でギエムが最初は静かにステップを踏んでいるんだけれど、それがだんだんと激しくなり、周りの男性ダンサー（50人くらいいたのかなあ）が囲みだし、本当にいったいとなって恍惚とした感じで。ギエムも本当にすばらしいし踊りもすばらしいし、また見たい！と思いました。もう手があがるだけですごい！みていな。ありえないジャンプ
跳んでいる姿はプログラムなどにも載っていますが、本当にすごいです！
実は周りの男性ダンサーもかなり面白い動きをしていたみたいなんだけど、半分も見れなかった気がする…残念。また観にいきたいなあ。
でもこれがもう（少なくとも日本でやる）最後なんだよね。

先輩のまとちゃんは、正直どこにいるのか今ひとつ分からなかったんだけれど、もうあのすばらしい作品を作り出している一人なんだなーと思うと、本当にすごいと思いました。大学でダンスを始めて、部長やってたころに、入部して間もない初心者の私に「３日後から副部長やって」と言ってきたまとちゃん。あんなにすごい完成度高い踊りを見て、ただただ感動です。

あー　観にいけてよかった…