今朝の飯田橋

この時期は中学校の修学旅行シーズンみたいです。会社の隣が某JR系でパックツアーなどで大量に修学旅行生を受け入れてるようで、秋とか春には地方から来たと思われる、正直垢抜けない名札付のたくさんの制服姿が、地図を片手にドキドキしながら駅まで向かうのをこちらの通勤時に見る。
今朝は飯田橋で降りたら、どっちの電車に乗ったら良いのかイマイチ自信がなさそうなグループがいた。きっとTDRに行こうとしてるんだろうな、それだったらこっちよ、終点でJRに乗り換えてね、と教えてあげたら、多分「都会の人は親切だ」という好印象を与えるんだろう。でも混んでてヘタしたら会社にギリギリになってしまうのでそのまま歩いてきてしまった。
そして混雑の中を歩きながら、地方から来ている中学生には、きっと東京はすごく人がいてなんでもあるような都会に映るんだろうなと妙に客観的に思ったりした。彼女達には、毎朝私が見ているこの朝の雑踏はどのように映ったのだろう。そんな彼女達は、きっと、親が毎月積み立ててくれてたお金でここにきている。きっと親も楽しんできてねと思いながら送り出してきている。そして3年間を過ごしたお友達とミッキーやなんかと一緒に写真を撮って、きっとそれが大切な思い出になるのだろう。なぜだかとても昔のことになると、嫌なことは昇華もしくは浄化されて楽しいことを思い出すのはなぜだろうか。そしてこれからどんどん人生の佳境に入ってく彼女達には、この経験がもしかしたらそういう楽しい思い出になるのかも知れない。今後私にはそういう思い出は多分できないだろうなあと思うとまだ思い出を作れる彼女達が妙にうらやましくなったりした。
そんな木曜日の朝。